家にゴキブリが出ると、衛生的にも精神的にも気分が悪くなるもの。この記事では、ゴキブリ対策のグッズや駆除方法、予防法について解説します。ゴキブリが出る原因についても記載するので、遭遇しないように予防するためにお役立てください。
ゴキブリが出る原因
最初に、ゴキブリが出る原因について3つ紹介します。ゴキブリは以下のようなものを好み、適した環境があれば発生しやすくなるので注意してください。
高温多湿
ゴキブリは寒いエリアや寒い季節など、温度が低い所ではあまり見かけない一方、暑いエリアや夏には多発する傾向にあります。その理由は、ゴキブリが高温多湿な環境を好むからです。25度以上になると発生しやすく、冬でも暖房があたる場所があれば生息する可能性があるので注意してください。
温度だけでなく、湿気も多い箇所は特にゴキブリの好む環境になりがちです。キッチンやお風呂、冷蔵庫の下などは、しっかり対策する必要があります。
食べ物のにおい
ゴキブリは生きるためのエサを探して、屋内・屋外を問わず徘徊しています。水やホコリを食べるだけで生きていけるものの、嗅覚も優れているため、食べ物のにおいを追って室内に侵入する可能性もあります。
一般家庭のキッチンや冷蔵庫、飲食店はより注力してゴキブリ対策をしましょう。
外からの侵入
室内をきれいにして温度に気をつけていても、外からゴキブリが侵入し、卵を生んで増殖するというリスクもゼロではありません。
窓やドアから入ってくるだけでなく、段ボールや荷物などを経由して入ってくる可能性もあります。たとえば、引っ越しの際に使った段ボールにゴキブリの卵が付いたまま放置していると、非常に不衛生です。
「今まで部屋の中でゴキブリを見たことがなかったのに、ここ最近で急に見かけるようになった」という場合、外から侵入された可能性が高いでしょう。
ゴキブリ対策グッズの選び方
ゴキブリ対策のグッズは複数の企業から販売されており、それぞれ特徴や効果などが異なります。ここではゴキブリ対策グッズの選び方について3つ解説します。
部屋の広さに合っているか
バルサンやアースレッドのような煙タイプのゴキブリグッズなどは、部屋の広さによって商品がわけられています。
部屋のすみずみまで十分に煙が行き渡るように、部屋の広さに見合ったグッズを選びましょう。
直接ゴキブリを見なくていいか
殺虫剤やゴキブリホイホイなどは駆除の力が強く、頼もしいアイテムです。しかし、死骸を自分で捨てたり、中身を見なければならなかったりするアイテムは、ゴキブリ嫌いな人には苦痛に感じられるでしょう。
直接ゴキブリを見なくていい方法として、ベイト剤(毒餌)がおすすめです。家具や家電のすき間などにセットしておくと、ゴキブリが巣の中で食べるので、直接触る必要がありません。さらに死骸を仲間が食べて全滅することも期待できます。
においや安全に対応しているか
ゴキブリ対策グッズによっては、においがきつかったり、ペットや植物に有害になったりする可能性もあります。
部屋の中ににおいを残したくない・安全に使用したい場合、無臭のものや安全性を謳っているものをできる限り選びましょう。
ゴキブリを予防する対策
ゴキブリを見たくない・駆除したくないという人は、被害が小さいうちから対策しておきましょう。ゴキブリを予防する対策として、以下の3つが挙げられます。
ハーブの香りのグッズを設置する
ゴキブリはラベンダーやハッカなどのハーブ系のにおいが苦手です。玄関や部屋の中に、アロマや芳香剤を設置すると、ゴキブリを予防しやすくなります。
ただし、アロマや芳香剤だけではゴキブリ予防策としては効果が薄いため、ほかの対策とセットで行いましょう。
忌避剤をセットする
忌避剤はゴキブリが発生しやすい箇所に、冬の頃から仕かけておきましょう。キッチンや玄関などの室内だけでなく、室外機やベランダなどの付近にも設置しましょう。
排水口の隙間を埋める
ゴキブリはお風呂やキッチンの排水口の隙間から入ってくる可能性があります。隙間がある場合、テープやパテなどで埋めておくと、ゴキブリの侵入経路を防げます。ホームセンターなどで購入し、ゴキブリが発生する前に作業しておきましょう。
ゴキブリを駆除するための対策
最後に、ゴキブリを駆除するための対策について3つ紹介します。万が一ゴキブリと遭遇してしまった場合は、すみやかに駆除し、増やさないように心がけましょう。
殺虫剤をかける
殺虫剤は代表的なゴキブリ対策のグッズで、目の前に現れたゴキブリをすぐに退治したいときにおすすめです。ゴキブリが逃げないように、できる限り即効性のあるものを選ぶといいでしょう。
殺虫剤で駆除できたあとは、すみやかに死骸を捨て、床をアルコールでしっかり消毒してください。
捕獲器を使う
捕獲器とは、ゴキブリホイホイのように、ゴキブリをおびき寄せて捕まえるためのアイテムです。一度捕まえると粘着シートから離れられず、逃げられる心配もありません。
ひとつセットしておくと何匹も捕まえられるので、ゴキブリ被害が大きい場合に特におすすめです。
業者に依頼する
「どうしてもゴキブリが苦手で自分では対応できない」という人は、業者への依頼がおすすめです。ハウスクリーニングや家事代行を依頼すれば、業者によっては駆除を引き受けてくれる可能性もあります。
また、掃除やゴキブリ対策アイテムの設置なども併せて依頼するによって、発生を予防しやすくなるでしょう。清掃業者の対応範囲は各社によって異なるので、害虫駆除が含まれているかどうか事前に確認してください。
まとめ|ゴキブリ対策は日頃からこまめにすることが大切
この記事では、ゴキブリ対策のグッズや駆除方法、予防法について解説しました。
ゴキブリは高温多湿な場所を好み、部屋をきれいにしていても外から侵入してくるリスクもあります。捕獲器やベイト剤などを活用し、ゴキブリが侵入しないように予防しましょう。
部屋の中にゴキブリが出てきた場合、殺虫剤をかけてすみやかに処理してください。自分での対応が難しい場合、ゴキブリなどの害虫駆除ができる清掃業者への依頼も検討しましょう。