この記事では、一般家庭の窓の清掃方法について解説します。窓は床や水回りなどに比べて、普段から掃除する機会は少ないかもしれません。しかし、定期的に窓を清掃しないと部屋の見栄えが悪くなり、衛生的にも精神的にも良くありません。必要なアイテムや方法、注意点を紹介するので、おうちの窓をピカピカにして気持ちよく過ごしましょう。
窓が汚れる原因
個人宅の窓が汚れる原因には、以下のようなものが挙げられます。
- 手垢や皮脂
- ホコリ
- 油よごれ
- タバコの煙や成分
- 砂・泥
- 花粉
- 排気ガス
- 鳥のフン
窓ガラスの内側(部屋側)は外側に比べて汚れる要素が少ないものの、日常生活を送っているうちに次第に汚れてしまいます。
窓の開閉時など手が触れたときに手垢や皮脂汚れが付いたり、空気中のホコリが付着したりします。また、キッチンの窓では油汚れ、部屋でタバコを吸った場合は煙の成分が窓に付くので、こまめに清掃しましょう。
また、窓の外側は常に砂や花粉などの汚れが付着しやすいです。放置していると雨天時などに汚れが固まってこびりついてしまうので、定期的に掃除することが大切です。
窓の清掃におすすめのアイテム
個人宅の窓の清掃をするには、以下のようなアイテムがあるとはかどります。いつでも窓の掃除ができるように、常備することをおすすめします。
- 雑巾・マイクロファイバークロス
- 重曹
- スプレーボトル
- ゴム手袋
- 古い歯ブラシまたはサッシブラシ
- 水を入れたペットボトル
窓清掃は基本的には拭き掃除がメインです。普通の雑巾も利用できますが、拭いた跡が残らないようにするには、マイクロファイバークロスがおすすめです。
窓ガラスの汚れが軽度な場合は水拭きだけでも十分ですが、本格的に掃除したい場合は重曹を利用しましょう。
また、窓はガラスだけでなくサッシもホコリや砂などが溜まっています。ブラシで磨いたあとに水で流すとキレイになります。
窓の清掃方法
ここでは、窓の清掃方法について解説します。窓清掃の手順は以下のとおりです。
- スプレーボトルに重曹1・水20の割合で重曹水を作る
- 雑巾またはマイクロファイバークロスを濡らして固く絞る
- 重曹水をガラスに吹きかけて、雑巾またはマイクロファイバークロスで拭く
- 乾いた雑巾で乾拭きする
- サッシの汚れを水で流し、ブラシでこする
- 再度水で流したあと、サッシの水気を拭き取る
窓ガラスの汚れが軽度であれば、重曹を使わずに水だけでも十分です。ただし、油汚れやひどい手垢、窓ガラスの外側の汚れなどは重曹を使ったほうが効果的です。
また、窓ガラスは上から下にかけて、横にスライドするように拭いてください。一方向に拭くことで、ガラスをムラなくキレイにできます。
次に、拭いた跡が残らないように乾拭きをすれば窓ガラスの清掃は完了です。
最後に、サッシの掃除も行いましょう。
ゴミやホコリをできる範囲で手で取り除いたあとは、細かい泥や砂などの汚れをペットボトルに入れた水で流します。濡れたサッシを歯ブラシ・サッシブラシでこすり、再度水を流してください。雑巾やマイクロファイバークロスで水気を拭き取ったら、窓清掃は完了となります。
窓清掃の注意点
最後に、窓清掃に関する注意点について3つ解説します。効果的に清掃するために、以下の注意点について把握しておきましょう。
コーディングガラスは傷が付く可能性がある
窓清掃の便利なアイテムのひとつに、メラミンスポンジがあります。細かい汚れを削り落とすので、布で拭くよりも簡単に汚れを落としやすいというメリットがあります。しかし、コーティングガラスや樹脂フィルムなどをメラミンスポンジで拭くと、素材を傷つけてしまう可能性があります。
メラミンスポンジを使う場合は、最初に目立たない箇所でテストしてから本格的な清掃に移りましょう。
重曹水は大量にスプレーしない
重曹水をガラスにかけて放置すると、白い跡になって残ってしまいます。重曹水を大量にスプレーすると、拭ききれずに跡が残ってしまい、かえって窓が汚くなる可能性もあります。
スプレーするときは少しずつ吹きかけて、水分が乾く前に素早く拭き掃除しましょう。スプレーによる白い跡が気になる場合は、ガラスではなく雑巾やマイクロファイバークロスに重曹水をかけてください。
気温が高いタイミングの窓清掃は避ける
日中や晴れの日などの気温が高いタイミングは、窓の汚れを目視しづらい・重曹水や洗剤などがすぐに乾いてしまう点などから避けることをおすすめします。
雨上がりや冬は、汚れが湿気や結露によって浮き上がっているので、窓掃除におすすめのタイミングです。
また、早朝や夕方以降も、空気が乾燥しにくい・汚れを目で確認しやすいため、窓清掃がしやすいと言えるでしょう。
まとめ|定期的な清掃で常にピカピカの窓をキープ
この記事では、個人宅の窓の清掃方法について解説しました。「なんだか部屋にあまり日光が入らない」「窓が濁っている」と感じる場合は、窓の清掃をおすすめします。
窓清掃によってピカピカになり、部屋が明るくなって気持ちよく過ごせますよ。
個人宅の窓は外側だけでなく、内側(部屋側)もホコリや皮脂などで汚れているので、定期的な清掃が大切です。重曹水を使った本格的な清掃が難しい場合は、水拭きだけでも効果的です。
汚れを目視しやすい・汚れが浮きやすい冬や早朝などのタイミングを図って、効果的な窓清掃を心がけてください。