この記事では、オフィスの除菌・消毒のポイントや対策について解説します。
コロナが広まって以降、除菌や消毒に対する意識が高まっています。特にオフィスはたくさんの人が頻繁に出入りするため、常にウイルスが飛び交っていると言えるでしょう。
オフィスをきれいに保つには、除菌・消毒だけでなく清掃も大切です。清掃業者を活用するメリット・デメリットもまとめているので、依頼を検討している人は、ぜひ最後までチェックしてください。
オフィスの除菌・消毒の前には十分な清掃がポイント!

しかし、しっかり除菌・消毒するためにこそ、除菌や消毒の前に十分な清掃が必要となります。
アルコールスプレーやシートで感染が気になる箇所を除菌・消毒しても、そこにホコリが溜まっていたら本来除菌したい部分に成分が届きません。
ドアやデスクにホコリや汚れがこびりついていると、アルコール除菌・消毒は表面的なものになってしまいます。
オフィスの除菌や消毒をする前に、日々の十分な清掃がポイントとなります。
清掃でオフィスが常にきれいにキープできていると、ウイルスを防ぐという点でも効果的です。
オフィスの除菌・消毒が特に必要な箇所5選
オフィスはほぼ毎日多くの人たちが出入りするため、さまざまなウイルスが存在しています。
その中でも特にウイルスが溜まりやすく、除菌・消毒が必要な箇所として以下の5つが挙げられます。
パソコンやデスク
個人のパソコンやデスクは、1日に何度も手が触れる箇所です。
自分の手にウイルスが付いた状態で触れると、自身が感染源となるリスクがあります。また、フリーアドレスや共有パソコンであれば、より感染が拡大する可能性が高いでしょう。
パソコンやデスクは一見きれいでも、ウイルスが付着しているリスクが高いので、こまめに除菌・消毒することが大切です。
ドアノブや電気のスイッチ
ドアノブや電気のスイッチは、不特定多数の人たちが何度も触れる共有の箇所です。
部屋に入ったり電気を消したりするうちに、知らない間に感染している可能性もゼロではありません。
原則としてドアノブや電気のスイッチのような”頻繁に手が触れる箇所”は、使うたびに除菌・消毒した方がいいでしょう。
会議室などの密な空間
会議室は、数時間ずっと窓やドアを閉めっぱなしで使うことも珍しくありません。
密室に複数人が長時間集まって会話をしていると、会議が終わる頃には空気が淀んでしまいます。
また、デスクや電気のスイッチ、モニターのような不特定多数の手が触れる箇所も多数あるため、会議室はこまめな除菌・消毒が必要となります。
トイレ
トイレは人の出入りが多いだけでなく、水分やカビ、排泄物などウイルスが増殖しやすい要因があります。
オフィスの中でも特に丁寧な除菌・消毒が必要と言えるでしょう。
便器を使用する前にアルコールで拭いたり、便座のフタを閉めて水を流したりするだけも、感染リスクを軽減できます。
ただし、嘔吐物や頑固な汚れなどを自分で清掃すると、自身が感染するリスクも高くなるので、専門業者の力を借りることをおすすめします。
エントランスやエレベーター
エントランスやエレベーターは、外から入ってきた人が手を消毒していない状態で利用します。
そのため、エントランスのソファやデスク、エレベーターのボタンなどはウイルスが付着している可能性が高いです。
エントランスやエレベーター以外にも、外と接している箇所には注意しましょう。
オフィスの除菌・消毒のポイントや注意点3つ
オフィスには、ウイルスが付着している可能性のある箇所が多いため、こまめな除菌・消毒が必要です。
しかし、除菌や消毒によって、かえって感染源を広げたり、備品を壊してしまったりするリスクもゼロではありません。
ここではオフィスの除菌・消毒のポイントや注意点について3つ紹介します。
除菌・消毒グッズはできる限り使い捨てのものを使う
除菌・消毒グッズは、できる限り使い捨てのものを使いましょう。
たとえばアルコールスプレーを吹きかけて拭き掃除をする場合は、ダスターを使いまわすのではなく、ティッシュなどがおすすめです。
拭き掃除に使ったペーパーや布は、1回使用した段階でウイルスや汚れが付着します。再利用すると、せっかく除菌しているつもりが、ウイルスや汚れを塗り広げているだけという事態にもなりかねません。
常に清潔なペーパーや布で除菌するためにも、使いまわしではなく使い捨てグッズを選びましょう。
また、使い捨ては衛生面だけでなく手軽さでもメリットがあります。
除菌シートなどはすぐに使えて、除菌後はすぐに捨てられるので、継続的な除菌の手間に対するハードルを下げられるでしょう。
アルコールスプレーは使用可能かどうかチェックしてから使う
オフィスの除菌・消毒の代表的なグッズとして、アルコールスプレーがあります。
アルコールスプレーをかけてきれいなペーパーや布で拭けば、簡単に除菌ができます。
アルコールスプレーは便利な一方で、使い方を間違えると設備や備品に影響するかもしれません。
たとえば木製のドアは、アルコールスプレーによって変色する可能性もあります。
アルコールスプレーは、材質を確認してから使用しましょう。また、使用不可な場所に思わずスプレーしてしまわないように、直接吹きかけずに布に吹き付けてから拭き掃除をしてください。
電子製品は水分による故障に注意する
アルコールは水分です。そのため、大量のアルコールスプレーを電子製品に吹きかけると、故障するリスクもあります。
先述したようにアルコールスプレーを布に吹きかけてから拭き掃除するだけでなく、水分量にも注意してください。
布の表面が少し湿っているくらいの水分量にして、拭き掃除中に電子製品が塗れないようにしましょう。
アルコールで浮き出た油分や汚れは、最後に乾拭きすればOKです。
オフィスの除菌・消毒の対策4つ
オフィスは毎日不特定多数の人たちが行き来する場所なので、ウイルスを完全に防ぐことは不可能でしょう。
だからこそ、常にオフィスの除菌や消毒を心がけることが大切です。
ここでは、オフィスの除菌・消毒の対策について4つ紹介します。
オフィスに入ったらすぐに手洗い・除菌をする
オフィスの初歩的な除菌・消毒対策として、オフィスに入ったらすぐに手洗い・除菌をすることが挙げられます。
オフィスの入口や各部屋にアルコール液が設置されているケースもありますが、アルコール除菌だけでは十分とは言えないでしょう。
アルコールはあくまで除菌目的なので、根本的な汚れを落とすためには手洗いが必要です。
手洗いした直後にアルコールで消毒する順番が、オフィスの除菌対策として効果的です。
汚れやウイルスが付いたままの手で複数の箇所に触れると、自分が感染源となってしまうリスクもゼロではありません。
自分の家に帰宅したときと同様に、オフィスに入ったらすぐに手洗い・除菌をしてください。
感染源を持ち込まない・すぐに捨てる
オフィスの除菌・消毒対策として、そもそも感染源となるものを持ち込まない・すぐに捨てることが大切です。
感染源は人だけでなく、モノにも当てはまります。
たとえば、使用済みの使い捨てシートには、たくさんの菌が付いている状態なので、一刻も早く処分した方がいいでしょう。
汚れたシートをゴミ箱に入れっぱなしにしていると、ゴミ箱を使う際に思わず手が触れてしまうリスクがあります。
また、直接人の口が触れている使用済みのマスクも、ウイルスが付着しています。
ゴミ箱に捨てるときはビニール袋などに入れて、直接触れるリスクを回避しましょう。
除菌・消毒などに使ったシートやマスクは放置すると衛生面だけでなく、見た目も悪くなるので、できる限り早急に捨てるようにしてください。
オフィス全体に除菌・消毒の意識づけをする
オフィスの感染経路を防ぐためには、一人ではなくオフィス全体で除菌・消毒の意識づけをすることがポイントです。
いきなり「明日から除菌・消毒の時間を作ります」と言っても、浸透させることは難しいでしょう。
なぜ除菌・消毒が必要かという説明をしてから、全体が納得してモチベーションが上がった状態にすることがポイントです。
また、除菌・消毒が特定の人の負担になったり、気付いたときだけやる雰囲気になってしまったりしないように、明確なルールを決めておきましょう。
毎日清掃する
効果的な除菌・消毒をするためには、事前に汚れやホコリを除いておくことが大切です。
毎日清掃することでアルコールの成分が届きやすくなるだけでなく、清掃によってウイルスを軽減できます。
定期的な除菌・消毒の時間と合わせて、簡単な拭き掃除やゴミ捨てなども行うと、きれいな空間をキープできるでしょう。
従業員で清掃するのも大切ですが、プロの清掃業者に任せるのも一つの手段です。
オフィスの清掃を業者に依頼するメリット・デメリットを照らし合わせて、依頼を検討してください。
オフィス清掃をプロに依頼するメリット

オフィス清掃をプロに依頼するメリットとして、以下の3つがあります。
メリットに価値があると感じたら、ぜひニーズに合った清掃業者を探してください。
仕上がりのクオリティが高い
従業員ができる清掃活動は、拭き掃除や掃除機かけなど範囲が限られているため、クオリティには限界があります。
一般的な清掃ではできないクオリティの清掃を求める場合、オフィス掃除は業者に依頼した方が良いでしょう。
たとえばトイレの汚れがひどい場合、市販の清掃グッズでは汚れやウイルスを完全には取り除けません。汚れたまま放置していると、さらに不衛生になり、菌を広げてしまいます。
ウイルスや汚れを根本から除去するには、プロの力を借りることをおすすめします。
プロならではの技術やアイテムで、ウイルスや汚れをきれいにして、除菌・消毒効果を高められるでしょう。
従業員の業務時間を有効活用できる
従業員の本業は清掃ではなく、別にあるはずです。オフィスが一定の清潔さをキープできていて、汚れが軽度であっても、従業員の時間を業務に充てるために、清掃業者の活用がおすすめです。
1日数分だとしても、毎日清掃時間に充てていると、本来の業務に使う時間が削られてしまいます。
また、従業員の中でも清掃時間や負担にバラつきが生まれると、従業員間で不公平感が生じるリスクもゼロではありません。
清掃をすべて清掃業者に一任すると、従業員の業務時間を有効活用できるうえに、誰かに負担が偏る心配も防げます。
従業員では清掃できない箇所もきれいにできる
デスクやパソコンなどは、個人でも手軽に掃除できます。
しかし、汚れた空気を吸ったエアコンなどは、正しい手順で解体して掃除しなければ故障や事故にもなりかねません。
従業員が清掃できない箇所でも、プロの業者に依頼すればきれいにできます。
清掃業者への依頼には、軽度な作業を日常的にする清掃以外にも、エアコン掃除やワックスがけのような定期清掃があります。
日常清掃は従業員が行い、定期清掃は業者に依頼するなど、コストや労力を調整するのも一つの手段でしょう。
オフィス清掃をプロに依頼するデメリット
一方、オフィス清掃をプロに依頼するデメリットとして以下の3つが挙げられます。
依頼する前に、デメリットについても把握しておきましょう。
清掃コストがかかる
従業員だけで清掃する場合は、コストは清掃グッズ代だけでOKです。
当然ながら、清掃業者に依頼すれば、さまざまなメリットがある分コストをかけなければなりません。
清掃コストを継続的に支払えるかどうか確認してから、依頼を検討してください。
コストを抑えたい場合は、普段は従業員が清掃し、定期清掃だけ業者に任せるという手段もあります。
セキュリティ対策が必要
関係者以外が入れない箇所の清掃を依頼したい場合、清掃業者のセキュリティ対策をする必要があります。
たとえば、清掃業者が来たときに従業員が立ち会ったり、特別にセキュリティカードを発行したりしなければなりません。
また、清掃業者に見られてはいけない資料などがあれば、そもそも立ち入り禁止になる可能性もあります。
業者によってクオリティに差がある
清掃業者と一言で言っても、業者によってクオリティに差があります。
業者によってはせっかくコストをかけたにもかかわらず、十分な清掃をしてもらえなかったという可能性も十分あります。
業者を選ぶ際には、コストだけでなく実績や口コミも併せてチェックして、ニーズを満たすか検討しましょう。
まとめ|オフィスの除菌・清掃を検討中なら清掃業者へ相談を

オフィスは多くの人が頻繁に出入りするので、常にウイルスが飛び交い、こまめな除菌・消毒が必要となります。
しかし、除菌・消毒だけをすればOKというわけではありません。
そもそも除菌・消毒したい箇所がきれいな状態でなければ、ホコリや汚れでアルコール成分が行き届かない可能性もあります。
効果的な除菌・消毒には、十分な日々の清掃がポイントです。
従業員だけで対応できない場合は、プロの清掃業への依頼を検討しましょう。
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