オフィス清掃をする方法は、大きく分けて外注と社内対応があり、それぞれメリット・デメリットがあります。この記事ではメリット・デメリットだけでなく、外注と社内対応のおすすめの併用方法も解説するので、最後までチェックしてください。
 

オフィス清掃を外注に依頼するメリット

最初に、オフィス清掃を外注に依頼するメリットについて3つ紹介します。

プロのクオリティで綺麗にしてもらえる

外注の一番のメリットとも言えるのは、やはりプロのクオリティでオフィスを綺麗に掃除してもらえる点でしょう。
専門的な洗剤や技術を使うことで、社員では落とせない汚れにも対応できます。

多くの場合、スタッフは事前に研修を受けているため、どの担当者に依頼してもハイクオリティの掃除が期待できます。
すみずみまでピカピカの職場環境を整えたい場合は、外注を利用しましょう。

従業員が業務に集中できる

毎日10分や20分であっても、本来の業務時間を掃除に使っていると、業務に支障がでるリスクもゼロではありません。
特に社員の人数が少ない場合、一人ひとりの掃除の負担が大きくなる可能性も高いです。

オフィス清掃を外注に依頼した場合、従業員が業務に集中できる点も大きなメリットの一つと言えるでしょう。

社内対応できない場所も掃除できる

社内対応できる掃除範囲は、デスク周りやフローリングなど限りがあります。
窓の高い位置やカーペット、エアコンなどは、素人が対応すると事故や故障などにも繋がりかねません。
掃除の知識や技術がないと対応できない場所は、プロに任せるといいでしょう。

オフィス清掃を外注に依頼するデメリット

一方、オフィス清掃を外注に依頼する際には、以下のような3つのデメリットもあります。

コストがかかる

オフィス清掃の外注は、業者や依頼日数などによって金額が異なりますが、一定のコストを必要とします。
仮に週1回1万円の業者を利用した場合、月に4～5万円ほどのコストになります。

オフィス清掃を毎日外注に一任する場合は、さらに高額のコストが見込まれるため、コストを考慮して依頼を検討する必要があります。

業者の選び方で失敗するリスクがある

オフィスの清掃業者は、世の中にたくさんあります。
業者によって、コストが安い・清掃技術が高いなど、様々な特徴がありますが、業者の選び方で失敗するリスクもあります。
たとえば、コストを抑えたいからと言って安い業者を選んでも、オフィスが綺麗にならなければ意味がありません。
業者を選ぶ際は、過去の実績や見積もりの正確性などの観点から、納得したうえで選びましょう。

セキュリティに配慮しなければならない

オフィスの中には書類やパソコンなど、部外者に見せるべきではないものがたくさんあります。
清掃中は書類やパソコン画面をできるだけ目につかないように工夫するなど、セキュリティに配慮しなければなりません。

また、早朝や深夜などにオフィス清掃を依頼すると、社員や従業員などが入室立ち合いをしなければならないケースもあります。
あらかじめ鍵やセキュリティカードを業者に預けられない場合は、立ち合いをする人の負担が大きくなるでしょう。

オフィス清掃を社内対応するメリット

ここでは、オフィス清掃を社内対応するメリットについて3つ紹介します。

清掃にかかるコストを抑えられる

社員や従業員でオフィス清掃をすると、外注するコストを抑えられます。
毎日1万円の清掃コストをかけた場合、1ヶ月で20～30万円ほどに及び、決して安い金額ではありません。
清掃費を節約した分を仕事や社員に還元できると考えると、オフィス清掃の社内対応はメリットがあります。

社員たちが美意識を持てる

自分たちが掃除することで、オフィスを綺麗に使おうとする意識が高まります。
オフィス清掃を外注に一任すると、業務に集中できる一方で、「自分たちで掃除はしないけれど、いつもオフィスが綺麗」という状態では、美意識は生まれないものです。
オフィス清掃を社内対応にすることで、自分たちのオフィスは自分たちで綺麗にするという習慣も身につくでしょう。

コミュニケーションや健康に繋がる習慣ができる

清掃の時間を通して、コミュニケーションや健康に繋がる習慣をうむことができます。
例えば、普段業務では関わらない人たちと一緒に清掃することで、他部署との繋がりが生まれますし、掃除機をかけたりデスクを拭いたりすることで、軽い運動にもなります。
普段はデスクワークで運動不足な人でも、気軽に運動習慣を継続できるでしょう。

毎朝業務前にオフィス清掃の時間を設けると、軽く運動したあと、スッキリした状態で仕事に取りかかれるというメリットもあります。

オフィス清掃を社内対応にする3つのデメリット

反対に、オフィス清掃を社内対応する場合は以下のようなデメリットもあるので、事前に把握しておきましょう。

習慣化するまでに時間や手間がかかる

社内対応でもオフィス清掃が習慣化するまでには、多かれ少なかれ時間や手間がかかります。
明確なルールを事前に決めておかなければ、社内全体で掃除に取り組むことが難しくなるかもしれません。

たとえば、誰がどの範囲をいつ掃除するかを決めていないと、誰かに掃除の負担が偏る可能性や必要な場所の掃除ができない可能性などがあります。
また、必要以上にオフィス清掃の範囲を広げすぎて、業務時間が圧迫される可能性も考えられます。

リモートワークと出社が混合している場合は、特に出社する人にだけ掃除の負担が偏らないように考えなければなりません。

プロと比べるとクオリティが低い

社内対応できるオフィス清掃には、限界があります。
特別な清掃技術やアイテムを使えないため、どうしてもプロと比べるとクオリティが低くなってしまいます。
デスクに溜まったホコリを拭き取る・床に掃除機をかけるなどの簡単な掃除だけでOKならば社内対応で問題ないですが、エアコンやカーペットなどの本格的な掃除は、外注でなければ難しいでしょう。

業務時間との兼ね合いが難しいこともある

業務時間中にオフィス清掃をする場合、業務との兼ね合いを考える必要があります。
オフィス清掃を何時までには完了させると決めておかなければ、業務時間が減ってしまいます。
また、年末年始などに大規模な掃除をする場合は、ある程度まとまった時間を費やさなければなりません。
業務時間に余裕がない企業は、最初からオフィス清掃を外注に依頼した方が無難でしょう。

オフィスの定期清掃は外注への依頼、日常清掃は社内対応がおすすめ

ここまで外注と社内対応それぞれのメリット・デメリットについて解説しました。
どちらか一方だけで対応すると、コストや労力などのデメリットで苦労するかもしれません。

オフィス清掃は外注と社内対応どちらかだけで行うのではなく、併用がおすすめです。

【業者依頼】定期清掃のポイント

オフィスの定期清掃は業者依頼がおすすめです。
定期清掃とは、月に1回・週に1回など期間を決めてた清掃のことです。
毎日清掃する必要のない箇所を定期清掃にすることでオフィスを清潔に保つことができます。

定期清掃では、エアコンの洗浄やフローリングのワックスがけなど、難易度が高い作業をメインに行います。
掃除場所や頻度によってコストやレベルが異なるので、事前に複数のオフィス清掃業者を比較して選びましょう。

【社内対応】日常清掃のポイント

オフィスの日常清掃は社内対応がおすすめです。
日常清掃とは、デスクの拭き掃除や床の掃除機がけなど特別な技術や道具を共わない清掃のことです。
ただし、日常的に清掃が必要な場所であっても、トイレや洗面台などの清掃は、水がかかって服が汚れたり専門的な技術やアイテムが必要になったりする可能性もあるので、外注した方がいいでしょう。
負担がかかりそうな日常清掃は外注して、その他の簡単な掃除は社内対応することをおすすめします。

オフィス清掃は外注と社内対応をうまく併用して清潔に！

今回の記事では、オフィス清掃における外注と社内対応のメリット・デメリットをそれぞれ解説しました。

外注はプロのクオリティで掃除してもらえるうえに、社員の負担軽減にも繋がります。
しかし、コストやセキュリティ面、業者選びを考慮しなければならないというデメリットもあります。
一方、オフィス清掃を社内対応すれば、コストをかけずにオフィスを綺麗にでき、社員自身の美意識向上やコミュニケーション・健康の習慣化も期待できます。
ただし、習慣化までに時間や手間がかかる点や業務時間が削られるといったデメリットが考えられます。

オフィス清掃は、外注・社内対応それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、併用することで、常に清潔で気持ちの良いオフィス環境を保てるのではないでしょうか。

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